JTB国内旅行企画(大谷恭久社長)はこのほど、3月14日に開業する北陸新幹線を利用した首都圏発、北陸発それぞれの新商品を発売した。
首都圏からは立山黒部アルペンルートの観光を2コース設定した。
一つは、通常の営業時間帯には見ることのできない黒部ダムの放水開始の瞬間を見学するツアー。旅行商品では初の試みという。黒部峡谷鉄道トロッコ電車の終点・欅平駅の先にある、関係者以外は立ち入ることのできない関西電力施設を通り抜け、パノラマ展望台で北アルプスの山々を間近に望める特別見学にも案内する。
もう一つのツアーは、立山黒部アルペンルート内の室堂〜美女平間で、車両の屋根に透明素材を配した新導入の「E〜SORA(い〜そら)『立山パノラマバス』」を特別に借り切った。このバスに乗車し、高さ20メートルにも及ぶ雪の大谷を通常より高い位置から観覧する。
北陸発では、善光寺の御開帳が4月5日から行われる長野市や、軽井沢、上田などの信州方面プランを新規設定。群馬県の草津温泉や伊香保温泉、栃木県の日光・那須高原エリアなど北関東方面プランも設定する。
また、東北新幹線利用による移動時間の短縮で、滞在時間の増える東京を楽しめるプランも提供していく。