JTB協定旅館ホテル連盟(福田朋英会長)は、来年2月24日から3月5日までの8泊10日で実施する第3回「米国先進事例視察旅行」の参加者を募集している。アメリカ観光の先進的な取り組みを第一人者からの説明も聞き見学する。地域づくりを考える自治体関係者などJTB旅ホ連会員以外の参加も可能だ。
ティム芦田氏が通訳コーディネーターとして同行する。同氏は、日本で流通業が確立していない時代、名だたる経営者に類いまれな人脈と語学力でアメリカの流通やさまざまな業種業態を日本に紹介した。
モントレーでは、来訪の理由付けや新しい見せ方の工夫など街づくり手法を学ぶ。カジノからエンターテインメントへ街づくりの基軸を移したラスベガスでは、その取り組みや未来ビジョンを知る。ロサンゼルスは、ピーター・ドラッカー経営大学院でマーケティングの特別講義を受講する。
後半の7日目からの視察先はハワイ。コオリナで話題のアウラニ・ディズニー・リゾート&スパに宿泊し、ディズニー流のホスピタリティを学ぶ。ホノルルでは、環太平洋の文化交流イベント「ホノルルフェスティバル」を視察する。
旅行代金は59万8千円。JTB旅ホ連会員からの参加者には旅ホ連から補助が出る。募集人員は25人。申し込み締め切りは来年1月17日。
JTB旅ホ連本部事務局では「セブンイレブンを日本に紹介し、ドラッカースクール創設にもかかわったティム芦田氏が案内するアメリカ体験は、旅館経営や地域づくりに大いなるヒントを与えてくれる」(川村徹・管理部次長)として、参加を呼び掛けている。
第2回視察旅行の様子