JTB協定旅館ホテル連盟兵庫支部と兵庫県、ひょうごツーリズム協会は11月15日、首都圏のJTBグループ社員やマスコミを対象とした「あいたい兵庫キャンペーン2018」説明会を東京都港区のシェラトン都ホテル東京で開催した。「兵庫遺産が紡ぐ 7つの物語」をテーマに展開している同キャンペーンの趣旨を説明したほか、県各地の豊かな食を体験できる試食会を実施した。
同キャンペーンでは、摂津、播磨、但馬、丹波、淡路の個性豊かな五つの地域には歴史、自然、文化、産業などに関わる有形無形の“遺産”が数多くあり、それらをつないで「7つの物語」として旅の楽しみ方を提案している。例えば、物語の「銀の馬車道 鉱石の道」は史跡生野銀山や明延鉱山などを巡り、「兵庫の名を高めた逸品」では兵庫陶芸美術館で陶磁器を鑑賞し兵庫県立但馬牧場公園では但馬牛について学ぶ。
説明会の冒頭にあいさつした兵庫支部の風早和喜支部長(兵衛向陽閣社長)は「兵庫県は五つの国から成っており、北は日本海、南は瀬戸内海から太平洋へつながる日本の縮図とも言われている多様な県だ。気候、風土も北と南では違うし、文化も違い、いろいろな食材もある。ぜひ兵庫県の新しい情報を持ち帰り、今後の送客につなげていただきたい」と述べた。
兵庫県産業労働部の片山安孝部長は「東京からお客さまに来ていただくことが一番大事」と強調し、有馬温泉を含む神戸、姫路城、城崎温泉の三つを特にアピールした。
その後、ひょうごツーリズム協会の坂本直子専務理事が同キャンペーンの概要を説明したほか、神戸ビーフや松葉ガニ、3年とらふぐ、などの食材の試食会も実施した。県内各地の地酒とワインも用意された。
多様な兵庫の魅力を訴えるJTB旅ホ連兵庫支部の風早支部長