JTB旅連事業とJTBビジネスイノベーターズは、クレジットカードや電子マネーなどに対応するJTBのカード決済サービス「C→REX」の端末を初期費用無料で提供するキャンペーンを新規で導入するJTB契約旅館・ホテルに向け実施している。政府は10月の消費税10%増税の経済対策として、また、キャッシュレス化推進のためキャッシュレス決済時に2~5%をポイント還元する方針。その準備を宿泊施設に整えてもらおうと、このキャンペーンを企画した。期間は3月31日まで。
C→REXは、クレジットカードのほか、ジェイデビット、銀聯(ぎんれん)カード、電子マネー、NFCペイメント(非接触クレジット)、インバウンド対応の自国通貨建てクレジット決済(DCC)に対応している。さらに、クレジットカード一括加盟店サービスに申し込めば、VISA、マスターカードについて個々の施設で直接クレジットカードに加盟するよりも安い手数料で決済できる。
キャンペーンでは、JTBと宿泊基本契約を結んだ施設を対象に、端末設置管理費1台3万円(税別)を無料にする。端末台数の制限はない。
昨年4月に発表された経済産業省の「キャッシュレス・ビジョン」では、2025年の大阪・関西万博に向けて、国内のキャッシュレス決済比率を現在の約20%から25年には40%に高めることを目標としている。今回のキャンペーンには、キャッシュレス化推進を支援する目的もある。
C→REX端末