JTBグループは、「JTB地球いきいきプロジェクト」の名称で、地域の環境保全活動に歴史や文化、観光素材に触れる機会を盛り込んだ社会活動を実施している。2015年度は日本全国59カ所、世界13地域で展開する予定だ。
「豊かな自然が育む生物の多様性や、地域に根付く歴史・伝統文化は、ツーリズム産業を支える大切な資源であり、それらの維持・保全は企業活動を継続していく上での責務」とJTBでは話している。
地球いきいきプロジェクトは、観光地の清掃や植樹、伐採、収穫作業などの活動に、地産地消のランチや、地域の自然、歴史、文化と触れ合う内容を盛り込み、生物多様性の大切さを学び、感じるプログラム。参加者が地域の人々と交流し、その地域の人や自然、文化に愛着を持てる仕組みとなっている。
参加者や地域の人々、NPOなどの関係団体、JTBグループの社員が一緒に活動を行うのが大きな特徴。環境省が事務局を務める「国連生物多様性の10年日本委員会」に評価され、14年3月に推奨する連携事業に認定されている。