JTBは、宿泊販売での12年度(12年4月〜13年3月)の目標を3500億円に定めた。11年度見込額を上回る10年度実績3260億円との対比で7.4%増。大目標とする4000億円は14年度までに達成する方針を打ち出しており、「3500億円は避けて通れないステップ。敢えて高い目標にチャレンジする」(髙橋広行JTB取締役旅行事業統括)。
4月16日に仙台で開かれたJTB協定旅館ホテル連盟の常務理事会の場で発表した。
仕入や企画商品「エース」などの国内構造改革を断行し、12年度の目標達成を目指す。観光立国や交流文化事業を推進するため6月に設立するシンクタンク「JTB総合研究所」や、「47DMC戦略」を進める新組織「観光戦略室」も活用し、宿泊増売に結び付ける。
11年度の宿泊販売額は、まだ確定していないが、3200億円前後となる見込み。「震災直後の4〜6月の落ち込みが大