ＪＴＢは10日、静岡県熱海市と同市の交流人口と関係人口の拡大を図るための包括連携協定を締結した。両者はこれまで観光促進事業で連携してきたが、今回の協定によりコロナ禍以降の旅行需要の最大化に向け新たな課題解決の取り組みを進めていく。協定期間は2029年3月31日まで。
熱海市では、時代の移り変わりや価値観の変化に柔軟に対応しながら、いつの時代でも全ての来訪者に満足度の高い滞在空間を提供できるよう「変化しつづける温泉観光地」の実現を熱海市観光基本計画の基本理念として推進している。
同協定では、交流・関係人口の拡大のほか、平日や閑散期の新たな需要創出による観光・宿泊施設の稼働率の平準化も目指す。両者が協力して13～15年に取り組んだ個人旅行需要向けブランド「意外と熱海」のリブランディングも推進。両者によるメリットを生かした連携強化による地域課題の解決と、持続可能な観光地経営の実現も目的としている。
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