JTB法人東京は22日から、環境省の委託による自転車の共同利用サービス「コミュニティサイクル」の社会実験を東京都港区の品川駅港南エリアで始める。
港南エリアは、新築マンションの急増により自転車が放置されている。今後も自転車の利用は増える見込みで、一層の対策が必要となっている。
10月29日までの試験運用期間は、貸出拠点2カ所に20台の自転車を設置し、利用者を限定して利用状況などを検証。11月1日から5カ所、50台に拡大し、来年1月末まで実施する。
利用料金は30分ごとに100円、ほか。クレジットカード決済で自転車の盗難を防ぐ仕組み。
コミュニティサイクルは、パリやバルセロナなどのヨーロッパ主要都市部では低価格で利用できる交通手段として普及。JTBグループでは、東京や名古屋などで実施してきたこれまでの社会実験の成果をもとに、コミュニティサイクルの事業化を目指している。