「信州」を対象方面に国内旅行活性化キャンペーン「日本の旬」を4月1日から9月30日まで展開するJTB。そのキックオフミーティングを2月13日、長野市で開催した。関係する宿泊・観光施設、交通機関や行政などが集まる中で、「信州の皆さまにとってJTBグループは最強で、最良のパートナーだ」(今井敏行・常務取締役国内事業本部長)と強調し、信州の旅行需要創出に力を入れることを宣言した。
日本の旬信州のキャッチフレーズは「はじめの山歩(さんぽ)」。さまざまな信州の山の楽しみ方を旅を通じて伝え、散歩のように気軽に季節ごとに何度も訪れてもらうことがコンセプト。
「信州感動のベストルート36」として、魅力ある素材や拠点を結ぶ六つのモデルコースを4~9月の毎月提案。旅行中に普段着やスニーカーで気軽に楽しめる山歩きの10コースも用意する。
個人向け旅行商品では、県内9カ所のロープウェイやリフトに500円で乗車できる特典や信州産ワイン飲み比べのプランなどを設定。団体向け旅行商品では、時計と精密機械のまち、諏訪など、まちおこしに成功した地域を訪ねるプランなどを提案する。
予約サイト「るるぶトラベル」や訪日客向けのツアー、サイトでの露出も強化し、JTBの全ての販売チャネルを駆使して日本全国、全世界に信州を発信する。
「JTBグループは信州にある地域の“宝”を見出し、磨き上げ、商品化し、お客さまに提案し、旅行需要を創出する」と今井常務。販売額70億円、販売人員51万人泊、それぞれ前年比10%増を目標としている。