JTBは11日、日本航空(JAL、東京都品川区)で「フードツーリズムマイスター養成講座」を開催した。「フードツーリズムマイスター」は、食をテーマに旅行による地域活性化を推進するプロデューサー。JALは、食を地域の魅力を伝える重要な要素ととらえており、講座での学びを同社の地域活性化プロジェクトの活動に生かすという。
客室乗務員など15人が参加した。講義では「フードツーリズム」の定義について、「地域ならではの食・食文化をその地域(土地)で楽しむことを目的とした旅」と説明。地域ならではの「食・食文化」、食を引き立てる「体験」「場」「人」の四つの構成要素のいずれかが必ず含まれている必要があると示した。
地域住民不在で外部の企業などだけで商業的に実施されてしまうと、地域に定着せず継続しない、という留意点も指摘した。
このほか「食の魅力」「食を引き立てる体験」などの講義もあり、その後、修了試験も行われた。