JTBは2024年10月9日、E-スポーツチーム運営などを行うLeGAME（埼玉県川口市、向雄大代表）と業務提携を結んだ。併せて同社運営のプロE-Sportsチーム「Arneb」(アルネブ)とも業務提携し、チームの本拠地を川越に誘致した。今後、川越市内でのE-Sportsを通じた新たな人流の創出・地域活性化に取り組んで行く考えだ。
【プロE-Sportsチーム「Arneb」(アルネブ)について】
「Arneb」は、世界ユーザー数が3億人ともいわれるゲーム「第五人格」や「クラッシュロワイヤル」などのタイトルで世界大会出場も果たしたことのある、熱狂的なゲーム好きからなるプロE-Sportsチームです。常に最高のプレイヤーを集め、プロフェッショナルな競技環境を提供することを使命としています。
【業務提携の背景と目的】
JTBは、これまで、人流、商流を支える仕組みやコンテンツを創出し、地域の事象者や自治体に対する各種ソリューションの提供や観光地開発を行うエリアソリューション事業を展開してまいりました。「Arneb」は世界を獲るという大きな目標を掲げる一方で、ゲームだけでなくプロ選手として応援して頂いている方に感謝を伝えられるような活動を日々模索していました。
このような背景の中で今後、観光客の一極集中化や滞在時間の短さが課題とされる川越で新たな世代に新たなエリア・時間帯に新たな人流を創出することで地域課題を解決したいJTBと、地域に根付く事でさらなる認知度向上とファン層獲得を狙う「Arneb」の狙いが合致し、今回の業務提携に至りました。本業務提携により、川越市内におけるE-Sportsイベントの開催や教育向けコンテンツの開発などを行い、E-Sportsの魅力を発信するとともに、若い世代を中心とした新たな人流や川越市内における新たな繋がりを創出します。
さらに「Arneb」の所属選手による川越の魅力を発信するYoutube配信や企業紹介・学校訪問により今まで川越と接点のなかった若い世代へ向けて情報を発信します。
【今後の展望】
将来的には川越の観光客の減る夜間や冬季におけるE-Sportsイベントの実施により観光客の平準化や宿泊客の増加にも繋げます。川越の観光客が減る冬季に川越芋を使ったイベント開催による地域活性化や市内サッカーチームと市内中学校と連携した部活動外部移行の実証事業等をはじめとしたJTBのエリアソリューション事業におけるノウハウを活かし、プロE-Sportsチームと地域を繋げる事で「地域密着型のE-Sportsチーム」という新たな価値を提供します。
オリンピック種目としての採用も見込まれるE-Sportsを地域に根付かせる事で地域及びチームの新たなファンの獲得やお客様の来訪に繋げてまいります。
【今後のスケジュール】
2024年10月：業務提携開始
2024年10月～：JTBにより地域企業団体とのマッチングを開始
2024年12月頃：教育機関向けE-Sportsコンテンツの開発・販売開始
2025年2月：E-Sportsイベントの実施
2025年4月～：市内学校におけるE-Sports部の新設支援開始
2025年5月：第五人格世界大会開催
※将来的には川越市内でのE-Sportsの大会実施による若い世代の人流創出や市内出身選手の世界大会出場を目指します。
LeGAME https://legame-gaming.com/
