JTBは、12年度下期の国内旅行活性化キャンペーン「日本の旬」を、東京、神奈川、千葉、埼玉、茨城、栃木、群馬、山梨、新潟の1都8県の「関東」を対象方面として10月1日から実施する。広大な関東(KANTO)各地の魅力を「Kando(感動)」「Art(芸術)」「Nature(自然)」「Taste(味覚)」「Onsen(温泉)」の5つのテーマで発信し、域内周遊観光の楽しみ方を提案していく。
周遊を容易にするためさまざまな二次交通をそろえた。群馬、栃木間を走る「わたらせ渓谷鐡道」では、人気のトロッコ列車を紅葉シーズンの土・日・祝日に借り切るとともに、足尾駅から日光、鬼怒川温泉までと大間々駅から草津温泉までを走行するシャトルバスを用意。草津温泉ではまた東京、埼玉、千葉それぞれを結ぶシャトルバスも設定し、さらに草津温泉〜東京、新宿間は片道料金2千円台のところ「エース」商品宿泊者には500円で提供する。
栃木、群馬、山梨、新潟各県の温泉地の宿泊者に対しては、別の宿泊施設の大浴場や露天風呂が無料で利用できる「人気の温泉湯めぐりクーポン」を企画。参画施設であれば4県どの県の旅館・ホテルでも利用できるのが目新しい。
携帯電話やスマートフォン向けの携帯ゲームアプリも開発。旅行先で写真を撮って情報発信をすると景品がもらえる仕掛けにより、周遊観光を促進していく。
来年3月31日までの実施期間中に人員で10年度下期比18%増の350万人、販売額で同10%増の450億円を目指す。