JTBは、10月15~18日に千葉市の幕張メッセで開かれた総合展示会「CEATEC(シーテック)2024」に出展した。温泉旅館をイメージしたブースから、「温泉観光地」のDXを進めるソリューションを紹介。提携する企業と共に普及を進めている最新のデジタルツールをPRした。
Kotozna社の「Kotozna ConcierGAI」(コトツナ・コンシェルジーエーアイ)をPR。生成AIを活用した多言語対応のデジタルコンシェルジュで、音声ベースでの会話が可能なアバター機能を搭載。旅館・ホテルのサービス、地域の観光情報について旅行者の質問に正確に答える。
Stroly社のまちめぐりデジタルマップ「Stroly」も紹介した。位置情報と連動したオンラインマップを使い、旅行者に地域の魅力を伝える新しいツールとなっている。
「notabi」は、JTBが8月にリリースしたマップ型旅行SNSアプリ。スマートフォンの写真から自動的に旅行のアルバムを生成する。作成したアルバムは投稿して公開できる。
シーテック出展の狙いについてJTB取締役常務執行役員エリアソリューション事業部長の森口浩紀氏は「さまざまなツールを紹介し、デジタル化を進め、地域を活性化させていきたい。温泉観光地のDXは徐々に進みだしているが、電話、ファクスがメインという事業者が残っているのも事実。国や自治体の支援も得て、デジタルツールを普及し、地域全体の底上げを図っていく」と話した。
JTB取締役常務執行役員の森口氏
また、JTBは観光DXの在り方をテーマに、松山市の道後温泉で撮影したイメージ動画「観光DXでつくる、地域の未来のカタチ。」(https://www.youtube.com/watch?v=-veWhRk_URk)を公開している。
温泉旅館をイメージしたJTBのブース