JTBが15日発表したグループ連結13年度中間決算(4〜9月期)は、売上高が前期比4.6%増の6672億6100万円、営業利益が7.6%減の158億300万円、経常利益が9.5%減の169億1700万円、当期純利益が2.7%増の106億7千万円だった。東京ディズニーリゾート30周年、伊勢神宮・出雲大社の式年遷宮などで国内旅行需要が高まり、主軸の旅行事業が好調に推移した。
国内旅行部門の売上高は5.8%増の2991億3700万円。個人.グループ旅行では価値創造、満足度向上にこだわった商品改革により宿泊単価がアップ。価格重視の客には店頭で価格変動型手配旅行を販売し、国内旅行予約サイト「るるぶトラベル」でも需要を捉えた。法人営業は、大型インセンティブ旅行の復活などで伸長した。
海外旅行部門の売上高は0.7%増の2754億円。訪日外国人数が過去最高を記録したことを受けて、訪日旅行部門は順調に推移した。
連結対象会社は国内73社、海外81社、持分法適用会社19社を合わせ173社。
13年度通期は、経常利益、当期純利益ともに当初見通しより20億円上方修正し、経常利益は150億円、当期純利益は80億円となる見込み。