JTBは5月27日、常務取締役の井本博幸氏が専務取締役に昇任するなど、内定した新しい役員人事を発表した。6月30日に開かれる株主総会と取締役会で正式に決定。常務取締役の高橋威男氏は退任し、6月8日付でJTB協定旅館ホテル連盟の専務理事に就く。
今年は取締役の改選期ではないが、11年度からの中期経営計画「JTBニューディパーチャー2011」を強力に推進するため、一部の経営陣の若返りを図る。
JR東日本執行役員長野支社長の久保田穣氏が常務取締役に就任。執行役員の鎌木伸一氏と光山清秀氏(経営企画部長)が取締役に。福一社長の福田朋英、日本ホテル協会会長の大橋寛治、日本航空専務執行役員の上川裕秀の3氏が非常勤取締役に就任する。
一方、退任するのは、高橋氏に加え、常務取締役の志賀典人、清水愼一の2氏、非常勤取締役では小田禎彦、小川矩良、藤田直志の3氏。
これまでもJTB旅ホ連の専務理事にJTBの取締役経験者が就任することはあったが、常務クラスは初めて。