JTB協定旅館ホテル連盟京都支部は8日、同志社大学の新島旧邸(京都市)に八重桜を植樹した。京都商工会議所との共同事業。同支部では2012年度から3年計画で、JTB創立100周年記念の地域貢献事業の一環で、桜などの寄贈、植樹を行っている。
2012年度は緑視環境向上プログラムの一つとして京都市と連携し、JR京都駅前の塩小路通にシダレザクラを植樹。2013年度はNHK大河ドラマ「八重の桜」の放送を機に旅行客に同志社大学の関連施設の見学を薦めたことから今回の植樹に至った。
植樹式には同志社大学の村田晃嗣学長、JTB西日本京都支店の杉本健次支店長、JTB旅ホ連京都支部の山本信支部長、京都商工会議所の岩井一路・観光・運輸部会長が出席した。
村田学長は「大変ありがたい。京都は観光の街。大学も京都の観光の役に立ちたいと思う。観光を学ぶ学生もいるだろうし、古い大学そのものが観光資源になると思う。観光業界もグローバル化しており、海外の観光客も増えているので(受け入れに)協力したい」と話した。
杉本支店長は「京都は年間5千万人の観光客が訪れ、1200万人が宿泊する。修学旅行生は年間111万人も訪れる、われわれ観光業にとって重要なところ。京都に対して植樹というかたちで貢献できて嬉しい。大学も観光のコンテンツになりうる。観光の世界も変化しており、大学で研究していることも、観光に取り入れるなど協力を進めたい」と述べた。
植樹式に臨む主催者ら(右から村田、岩井、山本、杉本各氏)