JTB東北(千葉幸洋社長)は2月26日、国内旅行の活性化を目的としたJTBグループのキャンペーン「日本の旬東北」のキックオフ・ミーティングと決起集会を仙台市の仙台国際ホテルで開いた。主催者を代表しあいさつした千葉社長は「国内旅行の振興をテーマに全社を挙げて東北6県を売り込む。福島の復興なくして東北の復興なし、東北の復興なくして、日本の観光復興はない」と意気込みを示した。
永松健次東北運輸局長、高橋宏明東北観光推進機構会長、行政・観光関係者の来賓はじめ、JTBグループの関係者や旅ホ連会員ら約350人が出席した。
千葉社長はまた、「北陸新幹線で潮流は変化しているが、ふくしまデスティネーションキャンペーンと連動し、『心おどる、心づくし、東北』をテーマに、新緑プランの設定や東北の夏祭りにスポットを当て、新たな感動とおもてなしの旅行商品を造成し観光振興を図っていく」と述べた。
実施概要では(1)震災復興と東北が抱える課題に対し、新たな価値と需要を創出し「訪れたくなる東北」の魅力の発信(2)交流人口の拡大を目指し、通過型観光から交流型観光への転換(3)地域のおもてなし向上とキャンペーン後も持続可能な仕組みの構築のあり方—などの発表があった。
日本の旬は「日本の魅力の再発見」をテーマに地域の旬の魅力を掘り起こし、旅行を通じて国内観光地への貢献を目指すJTBグループのキャンペーン。実施期間は4月1日から9月30日までの183日間。
ミーティングでは大谷恭久JTB常務・JTB国内旅行企画社長のあいさつ、パーティーでは永松局長、高橋会長の来賓祝辞があった。
パーティーであいさつする千葉社長