一般社団法人KIX泉州ツーリズムビューロー(泉州TB、大阪府岸和田市、永藤英機理事長)はこのほど、訪日客向けの情報発信と体験コンテンツ等の販売強化を図るため、観光コンテンツの一元的情報発信やデジタルチケット化ができるシステムを導入した。地域全体での観光DX化も推進したい考えだ。
Japanticket(東京都渋谷区、田中宏彰代表)が3月24日にリリースした、自治体・DMO向けインバウンド集客支援サービス「Japan ticket prime」を導入。
大阪府堺市以南の13市町村の観光事業者のコンテンツを造成、集約した上で訪日客向けの紹介ページを作成して情報発信する。リリース段階で四つのコンテンツをラインアップしており、順次拡大予定。
さらに各観光事業者のコンテンツを組み合わせたオリジナル商品を造成して、ターゲットとなる国やエリアに適した海外OTAで販売していく。販売データに基づくマーケティングにより、より効果的なプロモーションも展開する。
同システムの導入で、訪日客は地域の特集ページや海外OTAからの事前予約・購入の後、QRコードの提示だけで地域の体験コンテンツを利用できる。観光事業者もQRコードをeチケット管理システムで読み込むだけで受け付けできることから、「システム導入で、地域全体の観光DX化の推進を図れる」と泉州TBでは期待する。
エリア・タグ検索機能が付いた、エリアごとのコンテンツ紹介ページ