KNT—CTホールディングス(KNT—CTHD)は9月16日、国内旅行部門の大規模商談会「国内大交流コンベンション」を東京都江東区のホテルイースト21で 開催した。会社側と近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟(近旅連)、近畿日本ツーリスト全国ひまわり会の会員(パートナー)らが出席。4回目となる今年は前回より1割多い500人超が参加し、活発な商談が行われた。
昨年までの3回は近旅連の9連合会のうち三つを取りあげて開催していた。今回からは近旅連と自治体連携による都道府県単位の出展とスタイルを変え、観光協会などの小さい単位で商談が行われた。会社側はクラブツーリズム(クラツー)、近畿日本ツーリスト(近ツー)スポーツ事業部、近ツー個人旅行、エリア会社なども参加し、グループ全体で臨んだ。
懇親会であいさつしたKNT—CTHDの戸川社長は、統合からの3年を振り返り、訪日旅行、地域誘客交流事業、スポーツ関連事業の三つを柱として取り組んできたと報告。特に地域誘客交流事業については「近ツーの広いネットワークとクラツーの力強い動員力が合わさり一番力が発揮できる分野」と強調。連携事例として、JRのデスティネーションキャンペーンと連動して開催した昨年の「最上川ミュージック花火」や、今年5月の「ふくしまミュージック花火」、また昨年12月の「伊勢志摩サイクリングフェスティバル」などをあげ、「今後もグループ一丸となってやっていく」と意欲を示し、出席者に協力を求めた。