近畿日本ツーリスト(KNT)は富裕層をターゲットにした新しいタイプの店舗「ラグゼ 銀座マロニエ」を5月26日、東京・銀座マロニエ通りにオープンする。上質感ある店内で経験豊かなスタッフが高品質な旅行商品を販売する。JTB、HISが富裕層向け店舗を展開する銀座で、KNTがラグジュアリー層の獲得を図る。
KNTは同店を富裕層向け店舗の旗艦店として位置づけている。コンサルティング機能を重視するため、旅行提案経験や添乗経験豊富な22人のスタッフを社内から選抜し、配置した。「ラグジュアリー(贅沢)」をコンセプトに、個人、法人向け高品質な旅行商品を販売する。
旅行商品の販売だけでなく、富裕層向けのセミナーやイベントの実施のほか、写真・アートギャラリーとしても活用する。「旅を通して心豊かなライフスタイルを提案する」という。
オープンに併せ、4月26日にはオリジナルブランド商品「ラグゼコレクション」を発売した。ヨーロッパを中心に13コースが設定されている。
オープン記念コース「夏のヨーロッパ2大音楽イベント ザルツブルグ音楽祭&ヴェローナ野外オペラの旅9日間」の場合、「ルレ・エ・シャトーホテル」などのラグジュアリーホテルに宿泊する。旅行代金は1人189万円(ビジネスクラス利用の場合)。
同店では海外旅行を中心に取り扱う予定だが、「イベントを組み込んだ付加価値のある高額国内旅行商品なども今後販売する予定」だ。