KNTは10月から、全社で送客拡大を図るキャンペーン「笑顔にっぽんキャンペーン」の第3弾として、東北を対象地域とした「スマイル東北」を始める。大都市圏などでワンコインオプションなどを付けたキャンペーン商品を販売するほか、東北地域についての社員知識の向上に向けた取り組みなどを行い、個人、団体旅行の販売強化を図る。キャンペーン期間は来年3月まで。
昨年の岩手宮城内陸地震の発生などにより観光客数が落ち込んでいる東北地域への送客を拡大しようと、東北キャンペーンの実施を決めた。
近畿日本ツーリスト協定旅館ホテル連盟の東北6支部と共同造成した、地域の特色や魅力を盛り込んだ宿泊商品などを販売する。
同社国内旅行企画商品ブランド「メイト」では、通常料金が1千円以上の宮城・殻付きカキ焼き45分食べ放題や岩手・わんこそばなどを500円で食べられるオプションを用意。レンタカーを1日2千円で使えるプランも設定した。
このほか、社内向けインターネットを使った社員研修「東北塾」の実施や、キャンペーンポスター、キャラバン、ウェブサイトを使った販売促進活動を展開する。温泉まんじゅうをイメージしたオリジナルキャラクターも設定、販促グッズやパンフレットなどに活用していく。
送客目標は前年比12%増の28万人。
同社では昨年、従来の全社キャンペーンを見直し、店頭やウェブ戦略、社員へのキャンペーン浸透施策を強化した新たなキャンペーン「笑顔!にっぽんキャンペーン」を設定。これまで長崎、四国で実施している。
東北6県を表した温泉まんじゅうのキャラクターを作成