近畿日本ツーリスト(KNT)はこのほど新たに、自治体や大学と共同で、現地でのフィールドワークを中心にしたプログラム「大人が学ぶ旅『平成塾』」を企画した。旅気分を味わいながら地域の歴史・文化を学べる。
「平成塾」シリーズ第1弾で、山口県萩市の魅力を探る「平成萩塾」は、幕末の志士を数多く輩出した「松下村塾」開塾150年を記念したもの。萩市役所と連携し、地元で活躍する専門家が講師となった10の講義を受講できる。萩焼体験や古地図を使った城下町散策など4つの体験学習プログラムも組み込まれている。萩温泉に宿泊し、旅行気分も味わえる。日程は8月20〜24日の4泊5日。代金は1人8万3千円。募集人員は50人。
滋賀では滋賀大学などと連携し、17の講座と6つの体験講座を受けられる「平成滋賀塾」を開く。
「各自治体と連携した企画。地域に住む専門家から講義を行ってもらうことで、地域の活性化にもつながる」(KNT総務・広報部)。今後、伊勢や奈良でも開講予定だ。