近畿日本ツーリスト(KNT)とまいど日本(東京都新宿区、内田陽介社長)はこのほど、訪日外国人向けの宿泊販売サイト事業で業務連携した。まいど日本が8日からサービスを始めた温泉旅館専門ポータルサイト「日式温泉旅館」=写真=にKNTが仕入客室を提供するほか、海外の旅行会社への販売も行う。今後、地域へのプロモーションや宿泊施設への受け入れ支援サービスの開発なども共同で行い、温泉や旅館を体験したい訪日外国人の需要取り込みを図る。
温泉や旅館を体験したいという外国人のニーズの高まりなどを受けての取り組み。
日式温泉旅館には、観光経済新聞社主催の「人気温泉旅館ホテル250選」などを基に選んだ高水準な宿200施設に限定して掲載。ホテルとの違いなどを説明する項目を設けたほか、源泉かけ流しや1泊2食の料金体系など、日本の温泉旅館ならではの魅力やシステムを分かりやすく翻訳した。
中国語は簡体字版、繁体字・香港版、繁体字・台湾版を開設。韓国語版と英語版も開設した。
目標取扱額は、11年度に2億円。