KNTとイオンは20日、イオンの電子マネー「WAON(ワオン)」を沖縄本島内の一部KNT契約施設で利用可能とすることに合意した。12月下旬から順次決済サービスを始める。観光施設でのワオン利用はKNTの取り組みが初めて。両社は沖縄での利用実績を踏まえ、観光地で利用できる観光通貨の発行なども検討したい考えだ。
「ナゴパイナップルパーク」「サムズレストラングループ」など、KNTと契約を結ぶ、沖縄本島内の観光施設や土産店など約30〜50カ所でワオンを使える。レンタカーサービスの支払いにも利用できる。
イオンは、昨年4月からワオンでの決済サービスを提供。今年10月末現在で約620万枚が発行され、2万6千店舗で利用できる。月間利用件数は約1070万件で、決済単価は約1610円。11月から羽田空港内ショップ「ブルースカイ」でも利用可能になったほか、JALとの提携カード「JMBワオン」の場合、マイル交換もできるなど、観光関連消費サービスでも利用範囲が広がっている。