KNTの08年第1四半期の連結での業績は、経常損失が34億7100万円(前年同期は33億3700万円の損失)となった。営業収益は152億4500万円で、前年同期比5.4%の減少だった。営業損失は33億8500万円。純損失は40億2900万円(前年同期は32億1300万円の損失)となった。事業再編に伴う特別損失2億5800万円の計上などから、損失が拡大した。
旅行業のうち海外旅行は、燃油価格の高騰や景況感の悪化から、旅行離れが進み、同社個人企画旅行「ホリデイ」は低調に推移。国内旅行は海外旅行からのシフトが九州、沖縄方面商品など限定的な動きとなり、前年並みとなった。団体旅行で、法人需要のMICE(国際会議など)が好調だったことから、旅行業全体の実績は前年並み。
このほか、箱根高原ホテル、北交大和タクシーの株式の一部を売却したことから、奥日光ホテルを合わせた3社が連結子会社から持分法適用の関連会社に異動。利益の縮小に影響した。