近畿日本ツーリスト(KNT)は12月19〜21日、東京都が開催した東日本大震災の被災地を支援する物産イベント「東京から元気を 被災地復興応援フェスタ」で、同社出展ブースを福島県会津若松市に提供し、共同でプロモーション活動を行った。風評により観光面で被害を受けている会津若松市を支援するのが目的。
同イベントは岩手、宮城、福島の被災3県の復興支援と経済の活性化を進めようと、3県の協力を得て東京都が企画した。
ブースでは会津若松市が「鶴ヶ城」などのポスターや、会津の桜の風景を配した看板などで会津の観光魅力をPR。侍に扮した同市スタッフとともに、KNT社員も観光パンフレットを配布した。KNTの東北方面商品のパンフレットもブースに置き、東北旅行をアピールした。
イベントでは3県の特産品や工芸品の販売や、工芸品の製作体験企画も実施。メーンステージで「盛岡さんさ踊り」などの郷土芸の披露が行われたほか、「わかめおにぎり」など3県の郷土の味わいをイメージさせるおにぎりが毎日300人に配られた。
同社ではこれまでも東京都の被災地応援ツアーへの協力やボランティアツアーの企画、募集など旅を通じた被災地復興支援に注力。今後も被災地を支援する活動を継続していく考えだ。
侍に扮して会津若松をPR