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台湾向けは旅館を中心に28軒をラインアップ
近畿日本ツーリスト(KNT)は20日、増加するインバウンド需要の取り込みを図ろうと、欧米や英語圏のアジアの外国人を対象とした国内パッケージ商品「ジャパン マイ プラン」を発売した。同社国内企画商品ブランド「メイト」の宿泊在庫を利用した。同社では先行して8月上旬から台湾向けのパッケージ商品を販売しており、手配旅行よりも価格を抑えた商品群が充実。27日にオープンした訪日客向け宿泊予約サイト「JTO」と合わせ、外国人への訴求力を高める考えだ。
ジャパン マイ プランはホテルを中心に31施設が参画。訪日客に人気のある、東京、京都、立山黒部アルペンルートなど8方面、14コースを用意した。いずれも成田、東京発着。より手軽に申し込めるようJRや航空機に宿泊を組み合わせたうえ、一部のコースを除き1人から催行し、毎日出発可能にした。
例えば、「高山3日間」のコースの場合、東京発着で往復の新幹線と特急、宿泊がセット。宿泊先は、ホテルアソシア高山リゾート、飛騨亭花扇、ひだホテルプラザ、飛騨高山ワシントンホテルプラザを用意した。料金は1人3万7400〜6万8800円。
一方、台湾向けに出した中国語・繁体字商品は「日本精選旅館飯店特集」。旅館を中心に28施設をラインアップする。
いずれの商品も同社の約40カ所の海外拠点や海外の提携旅行会社など、合計200カ所以上で販売する。販売店が海外各地と成田の間の航空券をセットし、それぞれ旅行代金を設定する。「パッケージ化してあるので、手配旅行よりも手配の手間がかからず、提携旅行会社の業務効率化にもつながる」とKNT。
今後は中部、関西の各空港発着商品のほか、韓国向けのハングル語、中国向けの中国語・簡体字商品の発売も行う予定。訪日パッケージ商品のブランドは今後、繁体字商品も含め、ジャパン マイ プランに統一する方針という。
販売目標は、英語版ジャパン マイ プランが来年9月までに1千人、日本精選旅館飯店特集は09年内で1千人。
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