近畿日本ツーリスト(KNT)は1月24日、宿泊予約総合サイト、ステイプラス(http://stayplus.jp)を立ち上げた。旅館・ホテルからビジネスホテル、ペンション、民宿に加え、ウイークリーマンションなど幅広い宿泊施設をウェブや携帯電話で提供する。手数料は8%とした。サイト開設に合わせ、総額1千万円のオープンキャンペーンを開始した。
KNTによると、すでに約8千軒の宿泊施設と契約を済ませている。うち、旅館は半数程度。3月末には1万軒まで拡大し、初年度40億円の売り上げを目指す。
KNTが既契約宿泊施設から年間で預かっている客室と、ステイプラスに新規に投入する専用客室を合わせて販売することで「オンシーズンにも客室が提供できるため、予約が取りやすくなる」という。
また、ステイプラスのシステム上でKNTの宿泊商品も同時に検索できる機能を付けており、ステイプラス専用プランのほか、KNTの宿泊商品も購入できる。「お客さまの選択肢が広がる」と見ている。
今後は、人気宿泊施設へのキャンセル待ち機能や予約時期によって価格を変えることができるタイムセールス機能などを加えることで施設の稼働率向上を目指す。レンタカーなど交通手段の予約機能追加も視野に入れている。
一方、キャンペーンでは3月末までに会員登録をすると、抽選で200組400人に、200軒の中から好みの宿泊施設に泊まれる宿泊券を、1人1万円以上の宿泊をした会員の中から20組40人にソウル3日間の旅行をそれぞれプレゼントする。