埼玉・ふじみのの救急病院と提携
近畿日本ツーリストコーポレートビジネス(KNTコーポレート)はこのほど、晃悠会ふじみの救急病院(埼玉県三芳町)と業務提携契約を締結した。ウィズコロナ時代のニューノーマルな旅のスタイルとして「PCR検査をセットした法人向け旅行・イベント」への取り組みを始める。
PCR検査をセットした法人向け旅行・イベントは、旅行やイベント実施直前に参加者のPCR検査を行い、検体の検査会社到着後約1・5時間後に判明する検査結果のもと、陰性者だけで安全、安心で旅行、イベントを実施するというもの。ふじみの救急病院では、精度が高い鼻咽頭検査によるPCR検査を行っている。
提携では、(1)PCR検査をセットにした法人向け旅行・イベントの普及(直前のPCR検査実施と感染予防を施した旅行サービス)(2)PCR検査の普及(3)検査で陽性反応が出た場合のアフターフォロー(保健所との連携、療養支援)―を行う。
「取引先の企業ではリモートワークなどの推進で、社員間のコミュニケーション不足という課題が浮き彫りとなっている。今回の提携による新たな取り組みが課題解決の一助となれば」と同社。活用事例として(1)PCR検査で陰性を確認した後に、リアルな旅行、イベントを催行(2)海外渡航時、帰国時に陰性の確認が必要な場合、社内での感染拡大やクラスター対策として実施する定期的な検査―を挙げる。
KNT―コーポレートの高浦雅彦社長(左)とふじみの救急病院の鹿野晃院長