KNTグループは9日、新潟県中越沖地震災害対策本部に「マッチング・ギフト」方式により労使双方から集めた義援金301万2790円を送った。神保和男新潟県副知事=写真左=へ菊池剛志同社東日本営業本部カンパニー本部長=同右=が手渡した。
マッチング・ギフト方式とは、企業とその社員が共同で行う社会貢献の方法の1つ。社員の自発的な募金などを受けて会社が同額を拠出、募金額を増額して寄付する。
KNTでは地震の翌日から10日間ほど社員に募金を呼びかけた。その後会社からも資金を出し、今回の義援金寄付に至った。
同社では00年ごろからマッチング・ギフト方式を採用、昨年のジャワ島中部地震や3月の能登半島沖地震の際にも同方式で義援金を募り、寄付を行っている。「この方式は寄付までに時間がかかるのが難点だが、日頃からお世話になっている地域に対し、会社と社員が一体となってお見舞いをすることは重要なこと。復興の一助となれば」と同社。
神保副知事(左)と菊池本部長