近畿日本ツーリスト(KNT)首都圏と武蔵野銀行、朝日新聞社は13日、クラウドファンディング(CF)事業での提携を発表した。地域に根差したプロジェクトの発掘とCFを通した支援で、地域の活性化を促進する。
提携では、KNT首都圏が持つ旅行企画のノウハウと朝日新聞社の編集力と発信力、武蔵野銀行による埼玉県内に潜在する地域の情報収集、提案力を生かした地域発のプロジェクトを発掘、支援する。
プロジェクト第1弾では、埼玉県産の杉を使った木桶を使い、日本ワインの醸造を目指す企画を採用した。起案者は武蔵ワイナリー。目標金額は200万円。実施期間は、9月13日から11月29日。CF支援への返礼としては、収穫参加券、18年産ワイン1本、木桶ワイン購入権などを用意している。
KNT首都圏と朝日新聞社は2016年2月から、朝日新聞社が運営するCFサイト「A―port」内に、KNT首都圏が参画し「旅」「地域活性」をテーマとしたパートナーページ「ミライトラベル」を展開。これまでにない旅の実現や地域活性化につながるプロジェクトを紹介している。
「提携を機に、地域経済の活性化を加速する」とKNT首都圏担当者。
締結式の様子