KNT―CTホールディングス(HD)は17日、同社がプロデュースするスポーツクライミングのボルダリングとAR(拡張現実)システムを融合した「ARボルダリング」のアトラクションの営業をダイワロイネットホテル東京有明に併設するクライミングカフェ「VILLARS Climbing有明店」で開始した。クライミング施設を展開するVILLARS(東京都品川区)と業務提携し、VILLARSにARボルダリングシステムを提供するほか、管理、運営を委託する。
ARボルダリングは、ボルダリングの壁やプレイする人の動きをセンサーで解析し、プロジェクターでさまざまなアクティビティコンテンツを映写することで新しいクライミング体験を提供するシステム。
ゲームでは、エアホッケーとボルダリングを組み合わせた2人用のゲームや、壁に現れるこうもりを退治するモグラたたきのような新しく開発されたスピードクライミングゲームなど六つのコンテンツが楽しめる。
同社は、昨年からスポーツとITを融合したスポーツプログラムによる新しい体験価値を創出する取り組みを実施。第1弾としてVR(仮想現実)を活用したフェンシング競技のデモシステムのレンタル権を保有し、自治体、教育関連、企業向けにVRフェンシングの営業を展開。今回は第2弾として、2020年に向けて開発が進む有明で、最先端のAR技術を活用した都市型スポーツクライミングの新たな体験価値の提供を行う。
同社では、今後もさまざまな競技を体験できるシステムを展開し、競技種目を増やしていく予定だ。
ARボルダリング(イメージ)