KNT―CTホールディングス、KNT―CTパートナーズ会関西連合会、近畿日本ツーリスト関西は12月2日、大阪市のシェラトン都ホテル大阪で、2020年7月から9月まで開催される「2020ニッポン旅列島 関西キャンペーン」のキックオフ会議を開いた。
ニッポン旅列島キャンペーンは、今年度スタートしたKNT―CTグループ全社で取り組むキャンペーン。キャンペーンのエリアを四半期ごとに選定。今年度は4~6月に北海道、7~9月に関東甲信越、10~12月に北東北、20年1~3月に東海地方で実施。来年度は4~6月に九州、7~9月に関西で展開する。
キャンペーンでは各地域と連携し、新規着地型商品の開発、さまざまなコンテンツ開発を行っている。
酒井博・KNT―CTホールディングス執行役員国内旅行部長は「来年はオリンピック・パラリンピックイヤー。オリンピックの旅行需要もあるが、日本人観光客が首都圏の混雑を懸念しての、首都圏以外の観光地の旅行需要増加も期待できる。訪日客も東京以外の観光地への流動が期待できる。全国から関西に来てもらう仕掛けを考えてもらいたい」と述べた。
会議では販売施策を関西エリア担当者が発表。あべのハルカス探検ツアーや海遊館でのKNT―CTオリジナルペンギンアカデミーの開催、レンタカー付きオリジナルマルチクーポンの設定などの施策を紹介した。
KNT宿泊券の販売高目標は前年比110%の29億7800万円。クラブツーリズムは祇園祭でのもてなしとして特設ラウンジ設置や、大河ドラマ「麒麟がくる」の明智光秀を中心とした滋賀ゆかりの武将関連ツアーの造成などで、送客目標を前年比110.8%の9万2千人とした。
らくたびの若村亮代表を講師に「明智光秀の真実に迫る!―光秀ゆかりの京都社寺史跡―」と題した講演や商談会、懇親会も開催された。
キックオフ会議の様子