化粧品、ホテルアメニティ、健康食品の製造・販売などを多岐に展開する老舗メーカーのポーラ(東京都品川区)は、3月22日に名鉄ホテルホールディングス(名古屋市)と合同で、LGBTQ(性的少数者)の接客研修会を名鉄グランドホテル(同市)で開催した。
多様なバックグラウンドを持つ人々と接する機会が多く、LGBTQに対する理解と包括的な環境づくりにおいて大きな役割を担える美容業界と宿泊業界が多様な性を尊重し、「誰もが美容や旅行を安心して楽しんでほしいとの思いから開催した」と同社。
今回の研修会では、LGBTQについての基礎知識や用語の解説を皮切りに、多様な性に対する考え方、国内外の状況、個人の多様性を尊重する方法についてのディスカッションなど、幅広い話題を扱った。
さらに、旅館・ホテル業界などでの具体的な接客事例を参考にグループワーク形式で課題に取り組んだことで、「受講者からは、普段なかなか意識できなかったことを学べて勉強になったなど好評だった」と話す。
同社では、創業100周年を迎える2029年に向けて「ジェンダー、年齢、地域格差などさまざまな『壁』の解消」をサステナビリティゴールに掲げ、「We Care More.世界を変える、心づかいを。」という行動方針のもと、今後もさまざまな取り組みを強化していく。
この件についての問い合わせ先は、ポーラTEL(0120)117111。
接客研修会の様子