デジタルサイネージ(電子看板)キット「美映(ミハ)エル」などを旅館・ホテルに提案するNECディスプレイソリューションズ(東京都港区)はこのほど、「パブリックディスプレイ・カスタマイズサービス」を開始した。これは同社製の業務用ディスプレーの仕様を顧客の要望に沿った形に変更するもの。その第一弾としてベゼル(額縁)の色を自由に変更できるサービスを展開する。
美映エルを含む同社製の32インチ以上のディスプレー全機種全ての色を顧客が希望する色に変更できるようにする。青や緑、ピンクなど、約3万色以上に対応可能で、注文を受けてから約1カ月で納品できるという。
特に業務用ディスプレーのベゼルは通常、黒であることが一般的だが、例えば、ベゼルの色を白にすることで「スタイリッシュな空間が求められる旅館・ホテルに向けて、より提案がしやすくなる」と同社ではみている。
サービスを開始してからすでに、アパレル系企業での導入が決まるなど、順調な受注状況という。今後は、ホテル・旅館をはじめ公共施設や商業施設に向けて、積極的な営業活動を展開する予定だ。
この件についての問い合わせ先は、NECディスプレイソリューションズ国内販売本部TEL03(5446)5210。
べゼルの色を自由に変更できる