NEXCO中日本(名古屋市、矢野弘典CEO)は21日、高速道路で販売する弁当「速弁(はやべん)」14種類を新たに売り出した。
これに先立ち14日、新メニュー14種類とリニューアルした8種類の合わせて22種類について、都内で試食をかねた発表会を行った(写真)。
今回新たに加わる速弁は「中日本のごちそう、~いい旅に、いいお弁当~」がコンセプト。地元の食材を生かし、季節感あふれる内容となっている。メニューも地元料亭や旅館などが協力し、工夫を凝らした。
例えば「華やぎの章 慶山膳『甲州』・『甲斐』」の2つの速弁は山梨県石和温泉の旅館「華やぎの章 慶山」が作ったもの。「旅館で実際にお出ししているメニューと基本的に同じもの。山梨自慢の甲州和牛ステーキや希少な武州米を使っている。季節感を大事に、1カ月ごとにメニューを変えていく予定」(千須和昌和・同館社長)。
販売される価格は1150円から3500円。2千円から3千円台が中心で弁当としては高額だが、昨年11月の速弁デビュー以来の販売実績では「3千円のものが一番売れている」という。
併せて、速弁の販売エリアも広げる。新たに販売を始めるのは、東名高速道路・港北パーキングエリア(PA)、富士川サービスエリア(SA)、牧之原SA、浜名湖SA、中央自動車道・談合坂SA、名神高速道路・多賀SA、東名阪自動車道・御在所SA の7エリア。
昨年11月から販売を行っている東名高速道路・上郷SA、名神高速道路・養老SA、北陸自動車道路・南条SAを含め、10エリアで速弁を買うことができる。