西日本高速道路(NEXCO西日本、大阪市)は1月26日、旅行業登録(第2種)を行い、事業の第1弾としてインターネットの宿泊予約サイトを3月に立ち上げ、宿泊施設の紹介や予約の受け付けを始めると発表した。高速道を使って宿泊旅行するドライバーの利用を見込んでいる。
このサイトは、「みち旅」(http://www.michitabi.com)で、3月下旬をめどにオープンする。西日本の温泉地の旅館を中心に約100軒でのスタートとなる見込みだ。一般的な宿泊施設名検索に加え「インターチェンジ名から宿泊施設を検索、紹介できる機能を持った独自の宿泊予約サービスを提供する」と同社。
11年度には登録宿泊施設数を800軒に拡大する。手数料については明らかにしていない。
また、同社と直接提携した宿泊施設について、サイト上で2万円以上の宿泊予約をしたドライバーには、旅行中に管内のサービスエリアで利用できるサービス券(額面1千円)を提供する。
夫婦や家族連れを対象としており、09年度は2億円、10年度4億円、11年度6億円の売り上げを見込んでいる。
登録を機に「将来は企画旅行などの商品開発を目指す」方針だ。高速道路会社の旅行業登録はNEXCO中日本に次いで2社目となる。
宿泊サイト「みち旅」(イメージ)