城北信用金庫(東京都、大前孝太郎理事長)とNTTデータは4月11日、アマゾンの人工知能(AI)を搭載した画面付きスマートスピーカーを使ったサービスで協業を始めた。NTTデータ製の音声でも簡単に操作できるサービス「ボイスタ!」を通じて、同信金のシニア顧客に家族との通話や地域情報などを発信しつつ、職員が対面でお金の相談・サービスや暮らしに役立つサービスを紹介。こうした協業は「金融界初」(総合企画部)という。
コロナ禍でサービスのデジタル化が進む一方、シニア層では「スマートフォンの画面では文字が見えづらく、手の乾燥などにより、タッチ操作が難しい」などの課題があった。「ボイスタ!」は、アマゾンの音声認識AI「Alexa」(アレクサ)に対応。スマートスピーカーを通じた音声操作でシニアが手軽に操作可能。離れて暮らす家族とのビデオ通話、対話アプリ「LINE」で生活状況を連絡できる機能などを備える。【記事提供:ニッキン】
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