沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は増加する外国人観光客の受け入れ態勢強化の一環として、20日、県内バス会社に定期観光バス用の多言語案内音声データの提供を開始した。
音声データは沖縄通訳士会と定期観光バスを運営している沖縄バス、那覇バスが協力し、英語、韓国語、中国語版を制作。観光地16施設の概要をはじめ、沖縄の歴史、地理、文化などについて説明している。OCVB賛助会員を中心に、申請に基づき9月から法人に対して貸し出しする予定。
データ発信を受け、各バス会社ともPDAや移動用端末機器の整備を進めている。
また、OCVBでは受け地ガイドブック(仏、独語)も発行。ヨーロッパから旅行者が増えていることに対応したものでFITが多いこともあり、ガイドブックを作成することで、受け入れの充実を図った。
OCVBではこれまで、受け地用ガイドブックとして中国語(繁体・簡体字)、韓国語、英語版を発行している。