沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB)は、沖縄での修学旅行を継続して行っている学校に対し「沖縄修学旅行キャラバン隊御礼巡業」を実施した。全国8校を訪問して表彰。14日には、継続実施回数が46回と最多を誇る東京都北区の武蔵野高校を訪問した。
武蔵野高校は沖縄が日本へ返還される前の1967年から沖縄への修学旅行を実施。過去には首里城再建のための学内募金も行っている。
OCVBの安里繁信会長は「46年前の沖縄は戦争に負けて米軍の統治下に置かれていた。歴史や平和に対する想いを学ぶためにも、今後も沖縄に足を運んでもらいたい」と話した。
同校の生徒代表、2年生の天野柚奈さんは「沖縄でさまざまな貴重な体験をした。今、生きている尊さを再確認したのもその1つ。これから修学旅行に行く人も、先輩たちが長い年月をかけて築いてきた沖縄との絆を大切にし、沖縄の人々の優しさに触れてきてほしい」と話した。
このほかに表彰した学校は以下の通り。千葉県立野田中央高校(野田市・8回)、山形学院高校(山形市・22回)、神奈川県立海老名高校(海老名市・9回)、保善高校(東京都新宿区20回以上)、清風高校(大阪市・30回)、香川大付属高松中学校(高松市・11回)、九州産業大付属九州産業高校(福岡県筑紫野市・43回)。
生徒代表の天野柚奈さん(右)とミス沖縄クリーングリーングレイシャスの崎山一葉さん