帝国データバンクは6月、SDGsに関する企業の意識調査を行い、結果をこのほど公表した。SDGsに積極的な企業割合は52.2%と、昨年6月の前回調査(39.7%)から12.5ポイント上昇し、過半数となった。SDGsの17目標のうち、「現在力を入れている項目」「今後最も取り組みたい項目」は、ともに「働きがいも経済成長も」が最も多かった。
自社におけるSDGsへの理解や取り組みについて聞いたところ、「意味および重要性を理解し、取り組んでいる」が23.6%で、前回調査(14.3%)から9.3ポイント上昇した。また「意味もしくは重要性を理解し、取り組みたいと思っている」は28.6%で、前回(25.4%)から3.2ポイント上昇した。
この二つを合わせた「SDGsに積極的な企業」が52.2%と、前回から12.5ポイント上昇し、半数を超えた。
このほか「言葉は知っていて意味もしくは重要性を理解できるが、取り組んでいない」が35.9%(前回調査比5.5ポイント減)、「言葉は知っているが意味もしくは重要性を理解できない」が6.8%(同2.3ポイント減)。この二つを合わせた「SDGsを認知しつつも取り組んでいない企業」が42.7%となり、前回調査(50.5%)から7.8ポイント低下。「SDGsに積極的」な企業割合を下回った。
会員向け記事です。