日本ツーリズム産業団体連合会(TIJ)の訪日ツーリズム委員会東京部会(部会長・田川博己JTB専務)は4日までに、訪日外客を対象に1月20日から2月29日まで実施した「秋葉原新発見ツアー」の結果をまとめた。参加者は100人を超え、国別では香港がもっとも多く「スロベニアやアイスランドからの参加もあった」(TIJ)と言う。
ツアーはYOKOSO!JAPAN WEEKSに併せて計20回実施。参加費無料とあってか123人が参加した。「香港が一番多く、次いでシンガポール、米国、オーストラリアなどが続く」(同)。春節期間中だったものの、中国本土からの参加はほとんどなかった。TIJでは「団体旅行が中心であり、秋葉原を個人で訪れる人がいない証。個人型観光ビザが解禁されれば、参加者も一気に増えるだろう」と見ている。
TIJは、ツアーはVJC事業として一定の効果があったと判断、事業を終了する。今後はNPO法人秋葉原観光推進協会に引き継がれることになる。
東京アニメセンターで記念撮影する参加者