シーナッツは8月30日、宿泊施設の予約・販売管理システム「TL―リンカーン」と、KabuK Style(長崎県長崎市)が運営する定額制宿泊サービス「HafH(ハフ)」の連携を開始した。TL―リンカーンを導入する宿泊施設では、「共通在庫サービス」の機能でHafHに提供する部屋タイプを作成でき、同システムで管理されている他のネット販売先との共有により残室の一括調整が可能になる。
TL―リンカーンは、旅行会社とネット販売からの通知を一元管理し、残室・料金調整が一括でできるASPサービス。ネット販売は複数の管理画面を個々に開いて管理する必要がなく、オーバーブックを回避し、販売機会を広げられる。
共通在庫サービスは、TL―リンカーン上に直接登録した残室や料金情報を各販売先が取得できるインターフェース。在庫数を確認して販売されるため、オーバーブックの可能性を低減する。
HafHは、毎月定額で好きな時に全世界の好きな場所で生活するためのプラットフォームを目指す、新しいライフスタイルのためのサブスクリプション型サービス。現在、有効会員2万人に利用され、全国の宿泊施設を対象に会員の定期的な利用需要が見込める。
今回の連携により、通知受信連携による予約情報のデータ化と併せて、よりシームレスな残室管理を実現し、宿泊施設が手間なく販売チャネルを広げられる。すでに共通在庫サービスの利用がある宿泊施設では、作成済みの部屋タイプを流用し販売することができる。
TL―リンカーンのトップ画面