旅行代理業や法人向けMICE事業、SaaS事業などを手掛けるTOKI(東京都渋谷区)はこのほど、旅行業界の手配業務効率化を実現するクラウド型旅行業務管理サービス「TRAVESENS」(トラベセンス)をリリースした。旅程や見積書の自動作成機能やコンテンツ・予約管理機能などを備え、誰でも使いやすいデザインで旅行代理業の効率化を支援する。
同サービスは、業界内の人材不足やインバウンド客の増加などによる手配業務の煩雑化、業務の属人化など、旅行代理業務でのさまざまな課題を解決するために開発された。旅行に関わる全ての情報(旅程、見積、コスト、手配状況)を一覧で管理し、圧倒的な業務効率化と現場のDX化を実現。使いやすいユーザーインターフェイス(UI)により、ITツールに抵抗がある現場担当者や管理職でも容易に操作することが可能だ。
各機能は、主に旅行のプランニング業務や手配業務、会計業務などで利用できる。
旅行のプランニングで利用できる機能は、「旅程作成機能」や「見積作成機能」で、ドラッグアンドドロップで簡単に良質な旅程を作成できるほか、作成した旅程をもとに自動で見積書を作成できる。これに加え、「コンテンツデータベース機能」も用意。500以上の国内コンテンツ(観光地など)を収録し、旅程作成に活用できる仕様となっている。
手配業務では、「予約手配機能」や「ガイド管理機能」などを用意した。ツアー催行時に手配する交通機関やホテル、レストラン、観光スポットや各種体験などの予約状況や、契約しているガイドの情報を一元管理できる。
会計業務では、「オーソリ(オーソリゼーション)機能」と「コスト機能」を提供。「オーソリ機能」ではキャンセル料の徴収や事前のクレジットカード審査にも対応し、「コスト機能」では各案件のコストを詳細に管理することが可能だ。
同サービスは、2024年度「IT導入補助金制度」の支援事業者にも認定されており、一定の条件を満たした事業者には、同サービスの導入費用のうち最大450万円が補助金として交付される。
同社ではサービスの公式ページでデモの申し込みも募っており、申し込み後は30日間の無料トライアルが実施できるとしている。