Trip.comグループはこのほど、2020年の中国・春節休暇(1月24~30日)のトレンド予測を発表した。中国人旅行者の人気旅行先トップに日本(周辺国旅行先)、オーストラリア(長距離旅行先)を選出した。
予測は、同社が中国人旅行客向けOTAであるCtripの旅行プラットフォームから、昨年の春節期間の利用者データをもとに作成した。
周辺国旅行先では、日本が第1位に。タイ、シンガポール、マレーシア、ベトナム、インドネシア、フィリピン、カンボジアが続いた。「雪見、温泉、ウインタースポーツの体験型商品が人気となっている」と同社。
長距離旅行先では、オーストラリアが第1位に。米国、イタリア、ニュージーランド、英国、スペイン、ロシア、フランスが続いた。同社は「季節が反対になる南半球を訪れ、夏気分満載な春節を体験したい観光客が多い」と分析している。
観光客に人気の旅行商品としては「ツアー旅行」「個人旅行プラン」「カスタムツアープラン」、海外で過ごす人が多い都市として、上海、北京、広州、深セン、南京を上位に選出している。また、海外旅行の同行者は、親子(49%)、同僚(19%)、恋人(13%)、両親(11%)、1人(8%)の順となった。
2019年春節期間での海外旅行人数は、前年比12.48%増の631.1万人(中国出入国管理局レポートから)。