Trip.comグループは10月29日、「グローバル・パートナー・サミット2020」を中国・成都で開催した。
Trip.comグループの会長兼共同創設者のジェームス・リャンが、Trip.comグループ開催の「グローバル・パートナー・サミット2020」で講演
同サミットで、Trip.comグループの会長兼共同創設者のジェームス・リャンは、旅行事業を再開する際の“ローカルフォーカス、グローバルビジョン”の必要性を語り、そしてTrip.comグループがマーケティングに投資を行い、旅行ビジネスの顧客との関わり方を革新していくことを強調しました。リャンは、ハイエンドな高級旅行、ブティック旅行、テーマ別旅行への嗜好の高まり、観光目的地における観光名所の統合、そしてナイトタイムエコノミーの台頭など旅行のトレンドを掘り下げました。リャンは、「Trip.comグループのプラットフォームは、もはやパートナーと顧客が取引をするためだけのものではなく、革新的なマーケティングとコンテンツ生成を活用して、ユーザーとパートナーにより大きな機会と価値を提供することで、我々の事業を拡大しています。」と述べました。
Trip.comグループのCEOのジェーン・スンが、Trip.comグループによって開催された
「グローバル・パートナー・サミット2020」のステージに登場
Trip.comグループのCEOのジェーン・スンは、この困難な時期に業界が一致団結することの重要性について出席者に語りました。コロナ禍に際して、リーダーシップを発揮したことで知られるスンは、Trip.comグループが旅行業界の復活に向けて主導的な役割を果たすための、デジタルトランスフォーメーションと革新的なマーケティングのビジョンを概説しました。スンは業界のリーダーに向けて、この困難な時期に協力することの重要性を強調し、コロナ禍に際して業界のパートナーを支援するためにTrip.comグループがとった重要な決断を振り返りました。今後の展望としてスンは、Trip.com グループによって開発されたサービスの革新と強化の成功と、これらが今後の世界的な旅行回復の指針となる点を強調しました。
ホテル業界の回復への道のりについて、Trip.comグループの宿泊事業でCEOを務めるレイ・チェンは、同グループがどのようにその道をリードするかを共有しました。Trip.comグループの改善されたプロパティ・サービス・インデックスは、ホテルパートナーによるサービス向上をサポートし、顧客が希望のプロパティを選択するための明確な指標を提供しています。このプロセスにより、Trip.comグループのプラットフォームは購入型からコンテンツマーケティング型のプラットフォームへと変化しました。チェンは、「この変革により、当社のプラットフォームは、写真、レビュー、ビデオ、タグなど、より包括的なコンテンツに対応できるようになり、それによってユーザーエクスペリエンスを向上させ、ユーザーの複雑なニーズに対応することができるようになりました。」と述べました。
旅行マーケティングの進化に焦点を当て、Trip.comグループのCMOのソン・ハは、同グループの革新的なマーケティングアプローチの拡大について共有しました。ソンは、「Trip.comグループは、ビジネスの進化を推進するためにマーケティングのパフォーマンスをアップグレードしました。」と述べました。Trip.comグループは、データの統合、コンテンツエコシステムの開発、ユーザーによる没入型体験の創造を通じて、ビジネスと業界を前進させています。Trip.comグループのライブ配信の成功は、10月28日時点で3.6億米ドル(約377億円)のGMVを生み出しており、今後の旅行マーケティングの未来は、コンテンツ指向型のイノベーションによりユーザーを惹きつけ、パートナーに大きな機会を提供することであることを証明しています。
「グローバル・パートナー・サミット2020」の開催は、旅行業界のさらなる回復のための重要な一歩を示し、業界セクターや代表者間の絆をより強固なものにしました。このイベントは、Trip.comグループがグローバル旅行の活性化に向けて行っている包括的なアプローチの一環であり、同グループの貴重な経験における洞察を提供し、新たなトレンドを検討し、旅行業界を一致団結させ、旅行のニューノーマルに関する知見を共有し、関係を構築することを目的としています。