トリップドットコムグループは7日、全世界の従業員向けに 10億人民元の育児補助金制度を発表した。
グローバル旅行サービスプロバイダーであるTrip.com Groupは、全世界のTrip.com Groupの従業員を対象とした育児補助金制度を発表いたしました。同社で3年以上勤務している従業員は、子供の1歳の誕生日から5歳になるまでの毎年、育児奨励金として新生児1人につき1万人民元(約20万円)が支給されます。Trip.com Groupは従業員の家族計画をサポートし、共働きの家庭を促進するための補助金として10億人民元(約161億3,000万円)を投資する予定です。
Trip.com Groupの共同創業者兼代表取締役会長であるジェームズ・リャン氏は、以下のように述べています。「従業員は当社にとって最も重要な資産であり、私たちは彼らに対してより協力的な職場環境を提供することに尽力しています。この新しい育児補助金制度の導入により、従業員が仕事上の目標や成果を損なうことなく、家庭を築き、成長できるよう経済的なサポートを提供したいと考えています。」
Trip.com Groupでは、包括的かつ支援的な職場の構築が常に最優先事項です。この育児補助金制度は、家庭と仕事の両立をサポートする目標へのさらなる取り組みです。
家族に優しい企業として、Trip.com Groupは働く母親や妊娠中の従業員に対するケアも充実しています。近年、ハイブリッド勤務制度や生殖補助医療手当など、家族を大切にする制度を導入しています。
リャン氏は人口統計経済学者として、包括的な育児サービス、男女平等の産休、ひとり親家庭の権利保護、生殖補助技術へのオープンアクセスなどの家族福祉政策は、働く女性が子育ての時間と機会コストを削減し、家庭と仕事の両方にWin-Winの状況を実現するのを効果的にサポートできると考えています。今年初めに出版された、リャン氏の新著” Population Strategies: How Population Affects Economy and Innovation”「人口戦略:人口が経済とイノベーションに与える影響」では、出産を後押しする政策について分析し、見解を述べています。
従業員の幸福と満足度を高める努力の一環として、Trip.com Groupはハイブリッド勤務制度を導入し、さまざまな市場の従業員が特定の曜日にリモート勤務を選択できるようになりました。ハイブリッド勤務制度は、従業員の満足度を向上させ、家族のケアに貢献し、ワークライフバランスを促進する目的で導入されました。Trip.com Groupは、この制度を導入した中国初のインターネット企業でもあります。