
Uber Japan株式会社は4月15日、スマートフォンでタクシーを配車できる「Uber」アプリのアイコンが関西国際空港に新設される「配車アプリ専用乗り場」用標識に公認アプリの一つとして掲示されたと発表した。日本国内の空港で配車アプリ専用乗り場が標識として掲示されるのは初めて。同社は関西エアポート株式会社と連携し、外国人観光客向けの共同マーケティングも展開する。
空港内での配車アプリサービスの視認性が向上し、国内外から訪れる利用客がタクシーを呼ぶ際、専用乗り場へスムーズに移動できるようになる。関西国際空港では、大阪府内や周辺地域で増加しているタクシー需要に対応するため、よりアクセスの良い場所に配車アプリ専用乗り場を移動し、アプリアイコンを掲載した標識を設置した。
急増する大阪のUber配車需要
大阪府内でのUberアプリによる配車数は年3月に対前年比で95%増加。訪日外国人だけでなく国内旅行者による配車も大幅に増えている。同社は世界70カ国以上でサービスを展開するUberアプリを通じて、外国人観光客や国内旅行者の急増するタクシー需要に対応している。
Uberアプリには自動決済機能やチャット機能、多言語対応など先進的な機能が備わっている。特にチャット機能では、マッチングされたドライバーとアプリを通じて連絡が可能。具体的な待ち合わせ場所や服装などをドライバーに伝えることで、駅や観光地、大型商業施設などの混雑エリアでも、タクシーとスムーズに合流できる。多言語対応については、世界約50言語に対応しており、チャット内容もアプリ上で自動翻訳されるため、タクシードライバーは訪日外国人ともスムーズに会話できる。
Uber Japanは「Go Anywhere」(どこにも行ける)のビジョン実現に向けて、さらなるサービス拡充に努めていくとしている。同社は現在、24都道府県でタクシーの配車が可能な「Uber Taxi」、東京23区・成田市・京都市・大阪市でプレミアムなハイヤー車両や最大5名乗りのワゴンを配車できる「Uberプレミアム」のサービスを提供している。
空港に設置された配車アプリ専用乗り場の標識