全国旅行業協会(ANTA)の事務受託会社、全旅(中間幹夫社長)は、クレジットカード決済サービス「対面型全旅ペイメント」の受け付けを12月から開始する。VISAとマスターの国内発行カードが1.3%、海外発行カードが2.8%、また銀聯(ぎんれん)カードが1.9%と、決済手数料率が低いのが特徴だ。
これまで全旅ペイメントは、客が来店しなくても支払いができるメール送信型、非対面型のみだった。旅行会社から対面型を求める声も数多く寄せられたため、要望に応えた。
決済端末は、安心感を高めるセキュリティ機能を搭載。視認性が高く、見やすい液晶モニターを採用した。光や音、音声で操作手順をサポートするので使いやすい。
初期費用は決済端末代の6万7千円(税抜き)のみ。振込手数料や月額利用料は無料。
ANTA、日本旅行業協会(JATA)会員が対象で旅行業の登録があれば利用可能。メール送信型の利用者は原則利用できる。
同社は2020年3月末までに10億円の取り扱いを目指す。
対面型全旅ペイメントの端末