VJC韓国親善大使が見た日本の魅力


 YOKOSO JAPAN WEEKSの開催にあわせ、来日した親善大使のユンナさんに日本の魅力を聞いた。

──初来日の印象は。

 「日本に初めて来たのは中学1年生の時。新潟へ交換留学生として1週間ほど滞在しました。遠いと思っていたけれど意外と近かった、というのが第一印象です」

 「夏に来たので、蒸し暑かったのも覚えています(笑い)。それから着物を着ていないな、とも。でも考えてみたら、韓国でもみんなチマチョゴリを着ていませんからね」

──流ちょうな日本語ですね。日本に興味を持ったきっかけは。

 「日本のドラマです。中学1年生の時に試験勉強の合間に『ごくせん』をみて、使われていた言葉や効果音に興味を持ちました。ちなみに初めて覚えた日本語はごくせんの主人公が使う『おまえら』。意味も理解せずにマネージャーさんなどに使って驚かれました」

──日本の好きな場所は。

 「以前、伊豆の旅館に泊まったことがあります。緑色の海がとてもきれいで外国にいるという実感がわいてきました」

──旅館スタイルには馴染めましたか。

 「畳にそのまま寝ることなどは、不思議ではありましたが『すごい。和風だ』という印象を持ち、不便は感じませんでした。食事も、大好きなお寿司を食べて、快適に過ごせました」

──行きたいところは。

 「海の美しさで興味があるのは沖縄。スキーが得意なので北海道にもぜひ行ってみたいですね」

──「ようこそ」の気持ちを実感した場面は。 

 「大阪に行ったとき、タクシーの運転手さんにとても親切にしてもらいました。大阪城など名所についてたくさん説明してくれました」

──こうしたら旅行が楽しくなると感じたことは。

 「本やビデオを借りるときに、手続きが煩雑で少し不便でした。日本語が話せたので、電車や地下鉄に乗るときに不安を感じたのは初めの頃だけでしょうか」

──逆に良かったことは。

 「たくさんあります。レストランなど、どこに行っても皆さん親切にしてくださいました」

──目標にしている歌手は。

 「日本の歌手では、椎名林檎さん。着物を着てギターを弾く姿がかっこいいです」

──親善大使としての抱負は。

 「日本と韓国の間に『橋』があったらいい、と思います。飛行機という手段以上のものができたらいい。親善大使としては歌を通じて多くの人に親しみを持ってもらい、日韓関係の交流促進に貢献できたらうれしいです」

 ユンナ=88年ソウル生まれ。歌手。

 
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